3月4月、引き続き5月と工事ラッシュで多忙&新年度で家も何となくドタバタしており、
すっかりブログの更新を怠ってしまいました。
少し前のことから忘備録として。
3月初めの数日間、親方が昨年から企画してくれていた竹垣の講習会に行ってきました。
普段、タケに触れることすらあまりないので、親方らしい仕事を間近で見られて貴重な体験となりました。
裏側からの写真ですが、光悦寺垣と言う竹垣です。

まぁ、最後の最後まで一つ一つ手間のかかる垣根です。
下の写真のタケでアーチを作っていくところなんかは、
植木屋さんができる範囲の最大限の手間のかかり方。

今や住宅街でも四つ目垣や建仁寺垣くらいしか目にすることはありませんが、
実は名前が付いている竹垣って結構あります。
それぞれの竹垣名で大まかなイメージはあれど、形、材料、作業方法は作る人によって様々。
竹垣はそれぞれの部材も含め、規格品を使うわけではないので、
バリエーションは無数でよく見ると実は個性が出やすいのだな、
と今更ながら改めて感じました。
竹垣に限らず普段もあーだこーだと思案、試作の連続ですが、
色々と工夫を重ねて最終的にこの形を作っていくのですから、
最初に作った人、いやはや大したものです。
重厚な雰囲気含め、今後作る機会はなかなかないでしょうけれど、
小さな技術でも、どこかで役立てたいものです。
良い勉強になりました。